東急リアル・エステート投資法人
執行役員
木村 良孝

 

 投資主の皆様におかれましては、ますますご清栄のこととお慶び申し上げます。
 平素より、東急リアル・エステート投資法人にご支援を賜り、厚く御礼申し上げます。
 さて、ここに本投資法人2025年1月期の決算と運用状況についてご報告いたします。
 当期は、CONZE(コンツェ)恵比寿の譲渡により、不動産等売却益1,853百万円及び買換特例圧縮積立金繰入額877百万円を計上しました。当期の営業利益は5,171百万円(対前期12百万円減益)、当期純利益は4,705百万円(対前期45百万円減益)、1口当たり当期純利益は4,812円(対前期46円減益)となりました。1口当たり分配金は、買換特例圧縮積立金の繰入及び一部取崩を行い、4,002円(対前期202円増加)といたします。
 次期以降については、TOKYU REIT虎ノ門ビルを3期分割で譲渡することを決定しており、2025年7月期及び2026年1月期においては、不動産等売却益の計上を見込み、1口当たり当期純利益は4,796円(対前期16円減益)、2026年1月期の1口当たり当期純利益は4,686円(対前期109円減益)となる予想です。
 1口当たり分配金については、2025年7月期は買換特例圧縮積立金の繰入及び一部取崩を行い4,000円(対前期2円減少)、2026年1月期においても買換特例圧縮積立金の繰入及び一部取崩を行い4,000円(対前期同額)とする計画です。前期に引き続き、EPSから1口当たり不動産等売却益を差し引き、1口当たり買換特例圧縮積立金取崩額を加えた「修正EPS」の中期目標3,500円達成に向けて、内部成長や外部成長のほか、財務・資本政策の面でも投資主価値向上に資する施策の実施を進めてまいります。
 2025年3月には、物件譲渡資金を活用した自己投資口の取得及び消却を決定しました。自己投資口の取得は、投資口価格の水準、手元資金の状況、財務状況及びマーケット環境等を総合的に勘案した結果であり、今後とも投資主価値の最大化を最優先に考えた施策の実施を検討してまいります。
 サステナビリティへの取組みについても、環境認証取得比率の向上、外部認証の取得、ステークホルダーの皆様に向けた開示拡充をはじめ、「サステナビリティ方針」に基づき、ESGの各分野における取組みを推進していきます。
 今後もTOKYU REITは「成長力のある地域における競争力のある物件への投資」により、投資主価値の最大化に努めてまいります。
 投資主の皆様におかれましては、引き続きご支援のほど、お願い申し上げます。

2025年3月